
[ふしけんアーカイヴス:特別取材記]
願望実現の実験
森田 健
まず、私の願望を定義した。それは「トランプを切ってから、好きな位置で2つに分け、下の束のトランプの一番上をあけるとクローバーのマークが出る、そんなトランプを作りたい」という願望だ。
なぜこういう願望にしたかというと、まず第一に、だれでもが実験できることだ。それにコストも非常に安い。おもちゃ屋さんにいけばトランプは600円から1000円前後で売っている。もしも総理大臣になりたいなどという願望の設定にすると、なれたとしてもおそらくコストがかかりすぎてしまうし、第一めったになれない。
それに、客観性にも富んでいると思う。総理大臣は一生に1回くらいしかできないが、トランプは何百回と実験を繰り返すことができる。その確率を出すことによって、偶然性を排除できるはずだ。
実は、このヒントは第二号でも紹介した超念力師、若山さんからいただいた。
若山さんの治療院に最初に伺ったとき、彼はあじさいの葉を念力で動かした。その時、今度トランプを持ってくれば面白いものを見せてあげると言われ、さっそく持って行ったら、新しいのでないとダメだと言われた。1度使ったトランプは、ゲームをした人たちの念がたくさん入っていてやりにくいのだそうだ。
そして二、三日後、文房具屋さんに売っていたものの中では一番値段の高い(千円)トランプを買って行った。
若山さんがそれを切ること3分程度、
「さあ、好きなところで2つに割って、下側の束の一番上をあけてごらん」
と言った。
10回中、10回クローバーが出た。そしてそのうち五回はクローバーのキングだったのだ。
彼はクローバー、それもキングを意識して切ったと言う。
驚く私に若山さんは言った。
「これは念の実験でもあり、願望実現の実験でもありますが、未来を予知している可能性もあります。私や森田さんがではなく、トランプがですよ。なぜって、森田さんが2つに割る位置をあらかじめ予測して、そこにクローバのキングがいるのですから。われわれの意志は未来にも行っているのです」
そのトランプを自宅に持ち帰り、妻と子供にやってもらった。20回ほどやったが、すべてにクローバーが出たので、家族は気持ちが悪くなってやめてしまった。
私にも物体に意志が投入できた
そこでさっそくトランプを買ってきて実験を開始した。
まず、測定ルールを決める。
あるマークを想いながら5分間切る。私の場合にはクローバを想った。切るのが終わったところでカードの束をふたつに割り、下側の束の一番上をめくって何のカードが出たかをノートに記録する。カードの束をふたつに割り、下の束の一番上のカードをめくる作業は20回繰り返してデータをとり、偶然性をできるだけ排除する。これを全部で6回繰り返す。つまりデータは120回取れることになる。なおかつ、5分ずつ切りながら念を入れるという作業が、時間経過と共にどういう風に影響が出てくるかを示すことができる。
さて、その結果はグラフに表した通りだ。最初の0回目というのはまったく念を入れずに測定したばあいだ。
念を入れた結果として4回目から55%という数字が出ている。2回に1回以上はクローバーが出ているのだ。
マークは全部で4つあるので確率的には25%であるはずだ。しかし、すべての回において、それを上回っていた。超念力師、若山さんほどではないが、私にも未来を変える力があったのだ。
これを佐佐木さんの理論を使って説明してみよう。
トランプは物質である。従って、4次元以上に存在するタキオンは、ちょうどトランプの位置で渦を作っている。正確に言えば、タキオンの渦のあるところにトランプという物体があると言ってよい。
買いたてのトランプのタキオンは、ほぼ完全に近い円で回転しているに違いない。そこに私が念を入れながら切ると、タキオンは私の念に反応して、すこしばかりゆらぎを生じる。タキオンが一回転する間に、ゆらゆらと外側に出たり内側に入ったりするわけだ。これを佐佐木さんは波数と言っている。一回転する間に7回揺らいだら波数7と言うわけである。
さて、この波数こそ、いわゆる「個性」なのだ。もっと正確に言えば、時間軸に対して設定された個性なのだ。
高次元に存在する実体としてのタキオンは、3次元の空間上に投影されるとそれはトランプという物体になる。ところがこれはいくら念を入れて切っても外見上は変わらない。つまり空間的に個性が設定されたわけではない。
ところが2つに割って見ると、クローバーばかりが出る。これは時間的に投影された時に出る個性なのだ。だからタキオンのゆらぎは、私の願望によって設定されたのである。
このように、佐佐木さんの理論はあらゆることを説明できてしまう。分かりやすいしシンプルだ。ただ、われわれの思考回路があまりにも長いこと3次元的発想に縛られてしまっているために、まるでサーフィンのように、次元の間を自在に乗り換えることがむずかしいだけだ。
時間を空間のように考える佐佐木さんは、時間だけの次元の中に存在する生物だって可能だと言う。もうここまでくると、次元の思考の限度を越えているという感じがする。
さて、第一号で紹介した山岸さんという人の能力もこれで説明できる。彼はCDやMDに自分のエネルギーを封じ込ませて、それを再生する時にだけエネルギーが出るようにしている。これなどはまさに時間軸の方向に、CDやMDを形づくるタキオンにゆらぎを与えているのであろう。また山岸さんの技の一つに、オートロードというものがある。これは彼からの直接伝授でのみ可能になっている技で、たとえばある状態の時のみ、あるエネルギーが出よと設定をかけるのだ。すると、それをかけられた人は、調子が悪いときのみ、それを快復するエネルギーが出て助けてくれる。
実は、私はこれをやってもらおうとしたら、予約をして6ヶ月待ってくれと言われた。つまりそれほど需要の多い技なのだ。しかし、私はそのとき思ったのだ。なぜそれはCD化できないのだろうと。そうすれば誰だってそれを買えばすぐに体にその設定を入れることができる。
それがむずかしいのは、これは2つの時間設定の個性を入れなければならないからだ。1つはCDが回転している間だけエネルギーが出て、その人の中に入っていけという設定。
もう1つは、入って行ったエネルギーがある時にだけ出ろいう設定。この2つを設定することは時間的には2次元のゆらぎの設定になる。だからむずかしいのだ。
しかし、やればできると思う。なぜなら、人の願望に設定される時間の次元はこんなレベルではないはずだからだ。おそらく、山岸さんは、自分以外の人にエネルギーを渡すという責任感から、完全に信頼性が設定されるまではやらないだけなのではないかと思う。
さて、若山さんはトランプに念を入れて、指定したマークのカードを出すことに、1度も失敗したことはないと言う。このくらいのことが100%出来なければ人の病気を治すことなんて出来ませんと言う。
彼がやった念力ゲームはそれだけではない。もう1組の新しいトランプをしばらく切り、マークの側を上にして床の上に広がるように放り投げた。すると一面に広がったカードの中に絵札のカードは1枚も見えなかった。絵札のカードはすべて隠れなさいという念で切ったのだと言う。これは私がやっても同じだった。
若山さんのところに気功を習いにくる人には、最後に必ずこれらをやらせるらしい。これで1度でも失敗するようでは修行が足りないという訳だ。なにしろ、若山さんはそのたびに見本を見せるが、本当に1度も失敗したことはないのだ。
ある時、学校で落ちこぼれてしまった生徒が若山さんを訪れた。若山さんは彼のために、エースしか出ないトランプをその場で作り、プレゼントした。生徒はそれを家に持ち帰り、やってみたが何度やってもエースしか出ない。1つの強い意志を持つことが物体をも変えてしまうことを知った生徒はそれが契機となって勉強を始め、諦めていた第一志望校へ合格することが出来た。
私の場合には凡人なのでせいぜい60%の確率でしかない。きびしいようだが、気功師で人の病気を治そうとしている人は、ぜひこれに挑戦し100%をとってほしい。
若山さんは現在超念力を使った治療院をやっている。若山さんの物をも動かす気エネルギーは患者さんに向けられた時、やはり相当なものだ。
思った願望は実現する方向に作用し続ける
さて、実験の続きに入ろう。
そもそも最初の実験をしたのは初春だ。あれから4ヶ月たった今、同じトランプはどうなっているか。
私は、ひょっとすると念も電池のようにほっておけば無くなってしまうのではないかと思った。
続きの測定グラフを見ればわかるように、減るどころか増えていた。それも過去最高の75%にまで達していた。
これは佐佐木さんの理論として出てくるが、タキオンは
●すぐに相手に到達するもの
●かなりの時間を経てから到達するもの
といった具合に、時間差を生じる。これが非常に遅いものは過去世のカルマとして現世に影響を与えるといったぐあいにだ。これがタキオン理論のカルマだ。
さて4ヶ月前に私が念じたことが、この4ヶ月の間に徐々に届き、確率を20%も上げてしまった。つまり1度願望として思ったことは、その場だけで想いが通じているわけではない。期すれば熟す・・・まさにある瞬間に過去のあらゆる想いが集結するのだ。
結論としては、
●入った念はほっておいても、増えることはあっても、減ることはない。
●想った願望は、常に実現される方向に増え続ける。
凡人の人生は第二希望まで持て
さて、さらに実験は続く。
同じトランプで願望をクローバーからハートに切り替えた。
するとどうだろう。これは思った通りクローバーが減り続け、ハートが増え続けた。そして開始後4回目でクローバーとハートが逆転をした。
この過程で面白いことに気づくはずだ。開始後3回目まではクローバーの減少が顕著ではない。つまりスペードやダイヤの、もともと圏外に置かれていたものから減少している。つまりまったく思われていないスペードやダイヤは
「どーせ私たちは関係ないのよ」
という感じて引っ込んでいく。
意志が作るタキオンの渦(力だからおそらく半渦)は、まずは弱いほうから攻めていく。
その結果、私のトランプはクローバーとハートしか出ないものになってしまった。11回目のデータなどはスペードとダイヤは両方ともゼロである。
グラフには現れていないことを1つつけ加えよう。
私の実験ノートにはどのマークのどの数字が出たかが記載されている。それを見ると、一つの傾向があるのだ。それは最初のクローバーをやっているころ、別のマークで出てしまう数字に一つの傾向があるのだ。つまりある特定のカードが反逆を起こして(いやちがう、たぶん私の目に留まりたくて)出現するのだ。これらのカードは、念のエネルギー的にはクローバーに勝っていた。もっと言い方を変えれば、私の念がうまく乗らなかった。
私たちを取り巻く未来の環境も、これに似たようなことはないだろか。なぜかわからないが、いやなことが起こるときに、そこには一つのパターンがあると・・・。
さて、最初のグラフの流れから言って、これらをすべてクローバーにするには、相当の苦労があると思われる。なぜなら、4回目以降の3回は55%の平行線をたどっていたからだ。この調子でいくと100回挑戦してもダメかも知れない。
しかし、もし私が第2希望として「ハートでもいいよ」という願望を持ったとしよう。その時点で、つまり第2希望までを含めれば、私の願望は100%実現したことになる。
完全主義はなかなか成功しないと言われる。それは第2希望でもハッピーとする心の持ち方にあるのかも知れない。ある意味では私のような凡人の生き方でもある。
物体は願望を記憶する
さて、実験はさらに続く。
私はクローバーとハートしか出ないトランプを9才の娘に渡し、まったく目的を言わないでやってもらった。
切って、2つに割って、下の束の一番上を開ける・・という手順を全部彼女にやってもらった。
その結果が12回目のものだ。
これを見ると分かるように、今までのパターンはほとんど引き継がれていると言って良いだろう。つまりトランプに刻まれたパターンは、私の元を離れても継続していた。トランプは、娘の思惑がどうあれ、高い確率でクローバーとハートを出したのだ。
それはおそらく彼女がトランプを2つに分ける瞬間が問題だ。
「そこじゃないよ、そこはスペードが出てしまうよ。もっと下だよ」
というテレパシー的な念がトランプから発射され、私の娘の手を誘導した。
これを私の妻に言ったら反論があった。
「あなたの念がテレパシーで彼女を誘導しているんじゃないの? 物じゃなく、やはり人間よ」
しかし、もしそうなら買いたてのトランプを娘に渡し、一生懸命娘に向かって念じれば良い。
実際にそれをやってみたが、まったくパターンは現れなかったのだ。やはりトランプ自体が持っているとしか考えられない。
私は若山さんのを見たとき、
「ああ、私とは違う世界なんだ」
と思った。
それはアジサイの葉が、1ヶ月やっても私には動かなかったからだ。
しかし、100%ではないけれど、私の願望通りにトランプは変わってくれた。
私はイヌを飼っているので、彼らがご主人様の言う通りに動くのは理解できる。それは生き物だし、心が通いあえると思っているから・・・。
しかしトランプはどうだろうか。心があるのだろうか。あるわけはない! それは生きてはいないから! なのに私の想いが通じた可愛いトランプになってしまった。
願望が実現していく過程とはこんなものなのだろう。私が願望を持てば、その願望を実現すべく、無機物までを含む、すべてが実現に協力してくれる。
「あきらめたら終わり」・・・これもよく言う言葉だが、その通りなのだ。
この実験は是非みなさんにもやってもらいたいと思っている。
さて私はと言えば、若山さんの100%を見た以上、それに挑戦したくなった。
この間研究所に若山さんが遊びに来たおり、彼の台湾での大変な修行話を聞いてしまった。なんと、1年以上にわたって生のコブラを食べ続けたそうだ。だから第二号の中国紀行を読んで、中国人が蛇を食べるくだりは理解できると言う。
彼はそういう修行をしてきた。だからまあ、100%はしょうがない。私は修行をなしにして100%の願望実現に挑戦するのだ。
ピラミッドでの実験
ピラミッドの持つ角度はタキオンの流れに空間的に共鳴し、パワーを引き出せることはSF小説の中でも述べた。そのパワーが願望実現にどう影響を与えるのだろうか。
私は家にも2つのピラミッドを吊るしている。今回は一時それをはずし、この実験の時だけ吊るした。
ピラミッドは瞑想に良いと言うので10分ほどその下で瞑想する。そしてやおらトランプを持ち出して実験を始めた。新しく実験を開始する時は必ず新しいトランプで行うこと。古いものだと前の状態を記憶しているからである。
ピラミッドでの結果はグラフで見ると、2回目から65%前後になっているため、確率を10%ほど上げたようだ。蛇を食べずに10%上げられるなら絶対にこのほうが良いと思う。
ところでなぜ上がったのだろうか。
ピラミッドは磁流の基本経路との間にある相対的な位置角の差を無くする働きをしている。それは空間的意味において、宇宙エネルギーとマッチングがとれた状態になる。
それが願望実現に効いてくるのは、私たちの意識が通りやすくなるからではないかと思う。よく言う言葉で言えば、場が改善されたのだ。
しかし、ピラミッドは持ち歩くことができない。部屋の中でも、そこからはずれるとエネルギーが届きにくいだろう。もちろん、自分の机の上などに吊るす場合などはお勧めだが、願望はどこで発生するか分からない。できればポータブルなもので、願望実現補助機を探したい。

水晶ネックレスでの実験
そんなわけで、ポータブルという視点から気がついたのが水晶である。
佐佐木さんの会報集の中にも「水晶はその結晶構造が示すように磁流の基本経路がもっともストレートに現れた自然物であり、それは基本経路の磁流ともっとも位置角の小さい磁流(すなわちほとんど基本経路の磁流そのもの)から構成された物質であると考えてまず間違いない・・中略・・つまり水晶は磁流の基本経路におそらくなっているのである。従って、ピラミッド・パワーと同様、宇宙の背景の波動と同波型の場がそこに存在していることになる。・・・中略・・・以上のこと等から、水晶は意識をもっとも反映しやすい物質であると考えられるのである」とのくだりがある。
願望実現の補助器具として役に立ちそうだ。
ではどんな水晶が良いのだろうか、購入に先だって私は佐佐木さんに聞いてみた。
森田 水晶の持つ基本角は外形が持つ角度に関係しているのでしょうか。もしそうだとすれば丸く加工した水晶は効果がないのでしょうか?
佐佐木 効果はあります。中の結晶が効いているのです。
森田 外に細工がしてあっても大丈夫でしようか?
佐佐木 大丈夫。六角形が生かされている形で細工してあればもっと良い。
森田 天然水晶と人工水晶に違いがあるでしょうか
佐佐木 水晶には右らせん水晶と左らせん水晶があって、右らせん水晶はエネルギーの受信、蓄積装置に適している。これに対して、左らせん水晶はエネルギー放射器に適している。
もしも願望達成の実験に使うとすれば、右らせん水晶のほうが適しているかも知れない。天然の水晶には勿論右らせんのものと、左らせんのものの両方があります。ところが人工のクリスタルは右らせんの単結晶を使ったものだから、各メーカーが出しているものは全部右らせんなんですね。だから人工のほうがかえって良いかも知れない。ただ、片方だけに片寄るということはいえますよね。人間、やはり昼と夜で行ったりきたりするわけですから、そういう意味では、右と左がちょうど良いぐあいにまざった天然のものを買うと良いかもしれない。
森田 その水晶を付けていると何が良いのでしょうか
佐佐木 意識というのは角運動量のゆらぎでしょう、それを水晶自身が基本経路の形をもっていますから、すなおに揺れてくれるわけですね。1回揺れたものは保持していますから、自分が「気」を失っても水晶が保持してくれるんですね。
次に、購入する店だが、私はこの本の読者でレイキというエネルギー療法をやっている渡辺さんという人と知り合い、彼がエネルギー系の情報に非常に詳しいことから、お店の選定をお願いした。その結果、選ばれたのが吉祥寺にあるファイルド・アクティブというお店である。
このお店にはバーベルが置いてある。いろいろなネックレスを試着し、バーベルを持ち上げてみればよい。それがどのくらい軽くなるかによって、自分にネックレスが合っているかを決めることができる。
私は40Kgのおもりが軽く上がらないことを確認し、水晶選びに入った。
値段も1万円前後から10万円を越えるものまで沢山の種類が揃えてある。私は丸く加工された玉のネックレスよりも、原型の石に近いものとして水晶チップネックレス(2万8千円)を選んだ。そしてさっきのバーベルを上げてみると、軽く上がるではないか。
このお店、バーベルのほかに、オーラでも試すことができる(有料だが)。私の場合、もともとあった紫のオーラに、水晶ネックレスをすることによってオレンジ色を加えることができた。
とにかくいろいろトライしながら買えるのでなかなか楽しい。
アトランタオリンピックで、男子1600メートルリレーが決勝まで残ったが、あのメンバーのうちの3人は、この水晶ネックレスを付けているらしい。
さて、それを付けた効果のほどはどうか。
驚くなかれ、瞬間風速では最高値を示したのだ。その値は95%!!。
私は19回続けてクローバーを出した。そして、あと1回で若山さんの領域に入れると思ったとき、力が入ったのだろうか、出てきたのはハートだった。
しかし、水晶ネックレスは瞬間最大風速は記録したものの、全体の平均値はピラミッドに少し劣る。
どちらを取るか・・・は問題ではない。ネックレスはポータビリティーで選んでいるのだから、ピラミッドと比較にならない。
それに、1度でも高い得点を出せることは、「ひょっとして今はすごいパワーを出しているんじゃないか」などと考えられて楽しい。
そして、私はこれをしてハワイにバカンスに行った。これをしたまま泳いでいると、「あーら、素敵なネックレスじゃなーい」と声をかけられた。それも私好みの3人の女性から・・・。願望実現効果だろうか?
願望実現の洞窟
ハワイへ行くと言ったら、読者の古川さんからFAXをいただいた。それは「カウアイ島のハエナというところにあるウエットケーブへは行くのでしょうか? そこは場の状態が良いと聞いたことがあるので、良い実験ができるかも知れません」という内容だった。
私にとってはバカンス旅行だったが、3日目に家族から休暇をもらってカウアイ島に出発した。
ところで私はカウアイ島を知らなかった。地図をあけると、それはオアフ島の北にあった。飛行機でいけばホノルルから20分で行けるらしい。しかし私が滞在していたのはハワイ諸島の中でも一番南に位置するハワイ島で、1度ホノルルへ出て飛行機を乗り換えて、さらにカウアイ島に向かわなければならない。しかし往復15000円なので、それほど高くはない。
私は9時の飛行機に乗り、カウアイ島に向かった。天気は上々、まさに願望実現日和だった。
カウアイ島のリフエ空港に着くと、私はタクシーを拾い、「ハエナにあるウエットケープまで行ってくれ」と言った。そしたら運転手はそんなところは知らないと言う。
とにかく、私はハエナという、島の反対側にある場所に向かってもらった。1時間もかかるドライブで、運転手がなぜそんなところに行くのだとしつこく聞くので、これこれしかじかと説明した。すると彼は「もしもその願望実現の場所を特定できれば、それ以後日本人がたくさん来るかも知れないな。それを最初に案内したのは俺だということになり、大変な名誉だ」と言って、がぜん張り切りだしたのだ。
実は、古川さんからのFAXの文字が小さかったこともあり、最初ウエット・ケープ(湿った岬)だとばかり思いこみ、ふたりで岬を探してまわった。
そうこうしているうちに行き止まりについてしまった。カウアイ島というところは島を一周する道がない。丁度半分行ったところでチョン切れているのだ。もちろんガイドブックにもちゃんと「行き止まり」と書かれている。がっかりしてUターンし、行き止まりから3分ほど走ったところの右側に洞窟があった。私は何か奇妙な予感を感じ、彼にあれはどこだと聞いた。するとウエット・ケーブだと言った。私は彼にUターンさせた。ケープ(岬)ではなく、ケーブ(洞窟)だったのだ。
その洞窟はワイカパラエ洞窟(Waikapalae Wet Cave)と言うらしい。20メートル程のサメの口のような入り口を入ると、中には満々と水をたたえている池があった。
その日は日曜日ということもあり、4WDに乗った現地の人たちが数人、キャンプのためにその洞窟のまわりに集まっていた。私は水着をわすれたのを後悔し、しばらくたたずんでいたが、意を決してパンツ一つになり、洞窟内の池に飛び込んだ。
そこは以外に暖かかった。トランプを濡らさないように片手を高く上げながら泳いでいると、キャンプの連中が洞窟に集まってきた。そんな彼らに、タクシーの運転手が「彼は新しい発見をしようとしているんだ」などと言っているのが聞こえる。
30メートルほど泳ぐと、水路は突然細くなる。見れば断崖絶壁で水から上がれるような場所はない。泳ぎながらのトランプの操作は無理だ。しかたなく私は水からあがり、適当な岩に腰を降ろし、トランプ操作を始めた。10人ほどのギャラリーに取り囲まれ、あんたはマジシャンかなどという質問もされたが、私は「シーッ!」というジェスチャーをして話しかけないように促した。
5分間切り、さらに5分間で20回のテストをする。1回10分かかるその調査は結局1時間もかかった。その間にタクシーの運転手から事情を聞いたアメリカ人たちが泳いで中央までいき、何やら願い事をし始めた。
私の結果はそこで2度も95%という最高の成績をあげることができた。これは水晶ネックレスを上回っている。
私はこの本の読者でもあり、自らを直感スペシャリストと称している山中さんを取材したことがある。彼は靴の企画販売をするのが本職だが、彼の頭に浮かんだインスピレーションは必ずヒットすると言う。どうしてその話が出たかと言うと、彼が直感を感じる場所はたいてい地下鉄の中だと言うのだ。願望実現の洞窟に限らず地面の中という環境は「場」の状態を良くするのだろうか?
私は調査が終わると岩の上に座りしばらく瞑想した。そして「私がこれから関係するすべての人に良いことがありますように」という願望を発信した。その中には読者の方も含まれることをイメージした。
しかし最高の成績をあげた原因と思われる理由を、後になって佐佐木さんから聞いた。ハワイは地球レベルで強い磁流の通り道になっており、特に9R、2L、10Lとよぶ地球を構成する主要ラインの交点となっているため、地球を代表する念力の働きやすい場所、しかも健康によい左右手系のバランスのとれた場所の一つだということだ。
それが関係しているのか分からないが、ハワイという場所はどこでも訪れた人の気分を良くする働きがあると思う。その中でもカウアイ島は特別に良い感じがした。私はカウアイ島をタクシーで走っている間中ずっと壮快感を味わっていた。
また、この辺の海岸は「南太平洋」や「ブルーハワイ」といった映画になった舞台でもあり美しい。特に願望実現の洞窟のすぐ近くにある海岸は白い砂浜が本当に綺麗だ。それがちょっと歩けば誰もいない海岸になる。そんな木陰でイチャつくアベックもいない。そう、ここは観光ルートからはまったく外れている場所だ。だからあれほど日本人が多いハワイでありながら、一日中いてひとりも会わなかった。

願望実現の洞窟に来る人のためにアドバイスをすると、リフエ空港ではレンタカーを借りるのがよい。タクシーだと往復75ドルかかった。それも名誉ある最初の調査のためだと言って待ち時間をタダにしてくれてだ。オアフ島にいたとしても、ホノルルを朝の飛行機で出れば夕方5時の便まで日帰りでも十分に遊べる。島にもう1つあるプリンスヴィル空港に着く便があればもっとよい。そこから洞窟までは10分もかからない。
神頼み
現代人で神頼みが本当に効くとは誰も思っていないだろう。ところが、人間、窮地に立たされた時には以外や神だのみをしているのではないか。
私は神頼みのデータを取りたくなって、トランプを持ち初夏のM神宮を訪れた。時間は午前8時、昨夜降った雨の滴が、朝日を跳ね返しながら落ちてくる。
この神社は初詣の参拝者数では全国で一、二を争う有名な神社だ。しかし朝早い為だろう、1組の外人のグループ以外には誰もいなかった。
私はトランプを取りだし、腕時計をストップウォッチのモードにしてスタートした。
「神様、クローバーを出させて下さい。あなたのお力で、是非クローバーの出るトランプにして下さい」
私はぶつぶつと呟きながら切った。終わると参拝のための石段のところまで行って記録した。
と、私は最初の回で驚いてしまった。20回中、10回クローバーが出た。1回目で50%が出たのは初めてだ。
境内を巫さんが横切って行くのが見える。私はしばらく彼女の動きをぼうぜんと追っていた。
ここに来たのは神頼みが有効なことを証明するためではない。むしろ、そういう迷信的な考え方を否定してやろうと思ってきた。ところが、これではまずいことになる。
昔、神風が吹くと信じて日本は戦争を始めた。その願望が実現されるとも限らない。神様(ここではM天皇)は願望実現に協力してくれているのか?
私は神頼みが有効ということを言わなければならないのか?
2回目のシャッフルを行うために立ち上がったとき、中学生の修学旅行とおぼしき人波が近づいてきた。あっ、もう9時近い・・・。
2回目はさらに60%に上がってしまった。ピラミッドでやったときは、確か2回目は70%だった。まぁいい、それ以下だから。
私は次々にテストをしていった。そのうち興味を持った女子中学生が
「おじさん、手品師? 練習してんの?」
などど声をかけてきた。
事情を説明しても
「へえ、マジ?」
と言うだけで私の回りから立ち去ろうとしない。
私が心配したのは、騒ぎが大きくなって事務所の人から追い出されることだった。ところが、10メートルほどのところにいるおみくじ担当の巫さんも、まるで能面のように、表情ひとつ変えずに座っていた。
全部の平均値は54%で、最初の何もしていない時の実験結果を5%だけ上回っていた。
この5%は神のしわざか?
「おじさん、がんばってね。きっとその本を買うからね」
という声援を聞きながら私はM神宮を後にした。
その帰り、玉砂利を踏みながらふっと思った。原因は「自然」なのではないかと・・・。
ここは樹木に覆われていて、東京のど真ん中とは思えない。車も、参道までは入ってこれないので、空気もいい。トランプを切っている最中も、私は何度も深呼吸をした。
ここの自然がそうさせたのではないかという仮説のもと、私は1週間後の早朝に会社の屋上に出てやってみた。自然の中そのものではないが、頭の上には青空が広がっていた。
結果は仮説の通りだった。いきなり60%が出て、あとは平行線でいく。
神の技、それは自然のなせる技だった。
日本人は元旦に初詣とか初日の出といったように、外に出かける人が多い。そこで願った願望は、室内で願ったものよりも成就する確率は高くなる。
また外ではいきなり確率が高くなった。われわれはふつう、おさい銭を投げ入れて鈴をならして、しばし願望を願う。おそらくあの時間くらいで願望は未来に伝わっているのではないかと思う。
山の上からご来光を拝むとき、ほんの30秒ほど手を合わせる。それだけで伝わるはずだ。
日本人が古くから行ってきたこの元旦のセレモニーは、多少科学的な根拠のあるものだったのかも知れない。
この試験は落ちるとまずい
プラスの願望を追う実験はひとまずお休みしよう。
さて、「この試合は落とせない!」とか、「この試験に落ちるとまずい」といったオチルトマズイ型の障害に向かい、その通りに落ちた人はいないだろうか。つまり受かることに挑戦するのではなく、落ちないことに挑戦する。このケースで人はなぜ落ちてしまうのだろうか。この問題に挑戦した。これは所員によって方法が考えられた。
その結果、トランプのルールの設定を「1回負けると100円取られる」とし、それを確実にお昼代で支払うことの念書に判まで押させられた。ただし、最初の回(ゼロ回)は念を入れないのでノーカウントとする。したがって1回から6回までを合計する。
つまり「負けられない」という防御型イメージが設定された。全試合120回、70%で勝てば3600円のダメージで済むが、50%では6,000円も取られる。実は水晶ネックレスを買ったばかりで最近出費が多く、私は少しでもがんばらなければならなかった。
試合を開始した1回目、これ以上ないほど念を入れて切った。ところがクローバーは4つのマークの中で最低値だった。20回中、たった2回しか出なかった。
「ああ、1800円が飛んで行く・・・」
私は頭の中で計算しながらゲームを進めた。
結果はグラフの通り、ひどいものだった。平均値は22%なので、何もしない確率の25%以下である。私の念はまったく入らなかった。
不幸よ、起こらないでくれ
マケルトマズイ型は「不幸よ起こらないでくれ」型に比べればまだ救われる。勝つことへの執着が少しは感じられるからだ。
「不幸よ起こらないでくれ」型の設定の代表的な例は、本の最初に掲げた人類30%滅亡説や地球テレポーテーションによる落ちこぼれ死亡説だろう。これから起こりそうな不幸を掲げ、そこから救われるにはどうするかを説く。これがどのような結果を生むだろうか?
それは前項でも多少の結論は出たはずだ。25%から22%を引いた3%がマイナスイメージが引き込んだ不幸だからだ。
ここではトランプに対して、「ダイヤよ、出るな、お願いだから出ないでくれ」と呟きながら切った。災害よ、起こらないでくれ、地球よ、テレポーテーションしないでくれ・・・というイメージをダイヤのイメージの上に重ねながら切った。
実は、マイナスイメージというのは故意には持ちにくい。口に出して言わないとまず無理である。
結果はどうだろうか。グラフで見ると、4回を越えたときあたりから、出てほしくないダイヤのカードは他のカードの2倍は出ている。
つまり来てほしくない不幸は、それを表に出すことによって実現の確率が高まる。
なぜなのだろうか?
願望実現という方法があるのなら、願望非実現という方法があってもおかしくはない。
これは私の考えだが、タキオンの世界にはものごとを形作る方向の渦しか存在しないのではないか。つまり正の方向にしか進行してゆけないようになっている。
不幸なイメージであっても、それは作るべきひとつの願望として取り扱われ、時空を越えて未来の渦を形作る。ただしプラスのイメージに対してマイナスイメージはエネルギーが強くないために、確率的にはそれほど高くはならない。マーフィーの法則もこれで解明される。
いままで実験した中で、不幸を回避する方法でもっとも有効なのは、別の幸福なイメージだけを願望として持つことだ。たとえば、そこに第2希望の幸福まで入れてしまえば、他の選択肢はほとんど出なくなる。もしそこに不幸な願望を封じ込めれば、それは確率的にはほとんど起こらない。
もう1つの方法は「避けない」ことだ。病気になった人がその病気との戦いに疲れ果て、一緒にやっていこうと思ったときに治るという話しを聞く。これは「避けない」ことを意味する。避ければそれは寄ってくる。
不思議研究所のインターネットのアンケートによると、
運命は変えられると思う 81%
変えられないと思う 19%
である。
まさに皆さんが予想した通りの実験結果となっている。運命はいくらでも変える事ができる。しかし、それは起こらないようにと願うのではない。もっと別のすばらしい事が起こるようにと願う事だ。
遠隔で願望を送る
気は遠隔でも送ることができる・・・この技は私が取材したほとんど全員の超能力者がやっている。今回は石井先生も行っていた。私にこの超能力的技ができるだろうか?
まず、ポラロイド写真でトランプを撮る。と言っても数字等がプリントされていない面を撮る。数字側を撮ってしまうと、世の中のすべてのトランプが対象になる可能性もあるからだ。遠隔でやる場合、形の共鳴があると聞いていたからだ。
私はトランプを扇型にならべ、クローバーの一つだけを表にして扇型の真ん中に置いた。そして写真を撮った。
さて、トランプそのものは隣の部屋に置く。そして私は水晶ネックレスをして写真に向かった。私が開けるすべての札が、真ん中のようなクローバーになることをイメージした。そのイメージを5分間続ける。
それが終わると隣の部屋へ行き、できるだけ念が入らないよう心を無にして1回だけ切って2つに割り、下の束の一番上のカードを開く。その繰り返しで測定した。
結果は、今までで一番平均値は低いものの、明らかにクローバーの傾向は出ていた。
私の願望はとうとう空間を越えることができた。
いや、前回の号の念力計で空間を越えることはわかっていたが、あのときは視界から念力計が消えると駄目だった。
写真だけで念は送れるのだ。
もしあなたに好きな人がいるのなら、その人の写真に向かって気持ちを表現すれば、それは相手に届くはずだ。もしその人の部屋にトランプがあれば、あなたはそれをハートばかりが出るものに変えてしまうことができる。
それだけではない、この実験の意味はことのほか大きい。
この世の中には客観というものは存在しないかもしれないのだ。たとえばある科学者がある測定をしようとしている時、その科学者の意志がデータに反映されてしまう可能性がある。それが超能力の測定だったとすれば信じている科学者にはその通りに出るが、信じていない科学者には否定的に出る。
願望実現の洞窟に行ったとしても、懐疑的な傾向の強い人には効果は薄いかも知れない。それどころか磁石を持って行っても通常通りに振れてしまうかも知れない。そのくらいの変化はひとりの人間でも可能なのではないか。
この現実は私たちの意志が作り出している。
その意志は高次元の時空を瞬間に伝わり、あらゆるものに影響を与える。これで百匹目のサルの現象も説明できる。
宮崎県の島に住む猿の中で、ある1匹が芋を洗って食べるようになった。それを真似する猿は徐々に増えたが、その数が100匹を越えたときに、島全体の猿ばかりでなく、隣の島の猿まで洗って食べるようになったのだ。それも、その日のうちに。
この話は
●コミュニケーションは瞬間に伝わる
●ある臨界点を越えると、全体が変わる
という点を説明するために、精神世界の本ではよく登場する話だ。
私の実験から推察すれば、洗って食べたサルの意志が空間を越えて伝達したのだろう。
観察者の存在が非観察物に影響を与えることは、量子力学の世界では常識だ。しかし、現実の物体の世界では「非常識」とされている。あるいは見逃されてきた。意志は物理とは独立した存在として取り扱われてきた。
トランプの写真を見つめただけで出る目の変わる現象は、観察者の意志が実験データそのものをも作ってしまう可能性を十分に説明している。
われわれは今、客観性という定義を考え直す必要にせまられている。
イルカは願望をかなえてくれるか
流れ星はどうか
ハワイ島で私が泊まったのはヒルトン・ワイコロア・ビレッジというホテルだ。ここは海が小さな湾のように入り込んでいて、イルカが放されている。そして抽選で1回10人程度が選ばれて一緒に泳ぐことができる。
イルカが病気を治したりする話は最近よく耳にする。特に精神系の病気に対しては、かなりの効果を発揮するらしい。それはイルカが「気」を出すからだと言われている。
私は動物が好きだが、特にイルカにはあこがれていた。昔、フリッパーというテレビドラマがあったが、毎週かかさず見ていた。
日本の水族館にも見に行った。しかし、ガラスの向こうで飼われているイルカには、なにかしら寂しいものを感じていた。
ところが、ここは海そのものに住んでいる。私は部屋を2度も変えてもらい、イルカの湾がもっともよく見えるところに移り、毎晩夜遅くまで見ていた。ワープロをベランダに持ち出し日記をつけていると、まるで私に挨拶するかのようにハイジャンプを決める。こちらが笑うと向こうもこちらを向き「キキキーッ」と鳴いたりもする。
10日間の滞在中、毎日抽選カードを出した。そして当たったのは帰る2日前だった。
私はアメリカ人女性4人の中に1人男性として入り、イルカと一緒に30分をすごした。そしてイルカにキスをした瞬間に、
「妙なお願いだが、あのベランダにあるトランプをクローバーがよく出るものにしてほしいんだ」
という念を送った。具体的には、私はそのホビーという雄のイルカがクローバーを出して喜んでいるところをイメージした。それを何度か繰り返したために、私のキスが長くなり、次に控えていた女性がヤキモチを焼いた。もちろん、私にではなく、イルカに対して。
終了後、さっそくやってみると、何と1回目で65%を出してしまった。とにかく、1回しかできないのでそれで終わりだ。
M神宮では1回目に50%を出して驚いた。しかし、今回は遠隔である。それもイルカと一緒に念じたのはほんの何秒かだ。この65%という数字は本当だろうか?
たぶんイルカと一緒に泳げるチャンスなど、一生のうちに滅多にないだろう。だとするとこれを一般化することはできないだろうか?
私の娘はここでイルカのぬいぐるみを買った。それを見てふと思いついた。これでも同じではないかと。やってみると本物より少しは劣るものの、写真の遠隔を5%ほど上回った。自分の部屋に好きなキャラクターを飾ることは、それだけで「場」の状態を上げるようだ。
さて、ハワイ最後の晩は、ひたすら流れ星を待った。もう11時だというのに、下ではまだイルカたちが水しぶきを上げている。彼らは本当に遊び好きだ。
1時間も待ち、待ちくたびれてビールの栓を抜いてふた口ほど飲んだとき、きれいな流れ星がハワイの空を走った。私はあわててつぶやいた。
「星よ、クローバーを出して!」
すぐに部屋に入り、カウントを取ったが結果は45%。
写真から遠隔で念を送る実験の一回目は35%だったので、それは上回っている。しかしイルカの65%があまりに高かったので、この結果はかすんでしまう。
でも、流れ星だって願いを聞いてくれるのだ。45%ではあるにせよ。
100%への挑戦、磁流の基本経路図の威力
いよいよこの実験の最後を飾るべく100%に挑戦する。
今までは「念」という一言で済ませてしまったが、これには個人差がありそうである。つまり「個性」を考えに入れた上での願望実現方法があるはずである。それについては会報誌「多気音」の最新号に、このための理論が多く書かれている。まず、その抜粋を引用しよう。
「磁流の分布定数回路論の段階では、磁流の渦(角運動量)のゆらぎ(波数)が意識の種類であることが明らかにされた。心理学の性格理論で云われているような人の特性のようなことは磁流の渦のゆらぎ数で表現できるのである。ある種の志向や目的意識などによって意識の状態が動くとき、それは磁流の角運動量の(波数の)変化になって現れるのである。
−−中略−−
磁流の渦はいわゆる磁流の基本経路の形態を基本的にとっている。その角運動量の波数が意識の種類に対応しているのであるから、様々な意識が生成、消滅している様子はこの角運動量すなわち渦がゆらいでいる姿である。
DNAやタンパク質等は磁流の基本経路であるが、観測が示すように、それらは実は磁流の基本経路の回りに絶えずゆらいでいる。このことは意識が絶えず変化している事実を具体的に示しているといえる。この角運動量のゆらぎは磁流の分布定数回路によって次々と時空を伝わっていくが、この回路のフラクタル性が完全でないと、そのゆらぎがどの波数すなわちどの意識であったかという情報が歪んだりボケたりする。
そこで、フラクタル性が完全になるように場を整えることが出来れば、意識は正確に伝わるわけであるが、「磁流の基本経路モデル」というものを用いれば実際にこれが可能なのである。「磁流の基本経路モデル」というのは磁流を渦の方向に整える装置である。少なくとも念を発する人間とその念によって動かされる対象(ターゲット)との間の空間を整えれば、念は正確に伝わるので、意識に応じた変化をターゲットに起こすことが出来るわけである」
私は「磁流の基本経路モデル」がほしくなり、さっそく佐佐木さんにお願いした。「磁流の基本経路モデル」にはスカラー波発生器というものと、磁流の基本経路図というものがあり、私は後者を選んだ。スカラー波発生器はどんな波数にも共鳴することのできる機械で、結構値段も張る。磁流の基本経路図のほうは、ある特定の波数にしか反応しないもので、個人的に使うために作られたものだ。
実は波数はひょんな事から発見されたらしい。佐佐木さんが気の発生器である「スカラー波発生器」を開発中、スカラー波発生器用の素子の形状をどうするか実験していて、他の条件が同じでもこの形状を変えると,人体に対する刺激に変化が起ったのだ。それは周りの磁流の渦のパターンに一種の揺れを起こしているからだった。そしてそれが人間の意識に密接に関係することを突き止めた。
その結果を概略的に示すと表のようになる。
さて、私の波数はいったいいくつなのか、この値をある程度客観的に知る方法があるのだ。佐佐木さんは多くのデータを集めていく中で1つの法則性に気づく。それは波数と秘数はほぼ一致しているという事実だった。
秘数とは生年月日から割り出す数である。
ちなみに私の生年月日は1951年10月26日だ。誕生数はそれを全部足し、最後に一桁の数字になるようにする。まず1+9+5+1+1+0+2+6=25とし、25をそれぞれ足して2+5=7という数字を出す。和が11や22だったらそこで止める。従って私の波数は7である。
さらに佐佐木さんは多くの精神分析の資料と自分の理論を結び付け、この波数が人の性格にかなり顕著に現れるのを発見した。
この表によると、私の性格は長所が知性的、独創的、冷静、内省的、内的情熱、意志、自律心、高尚、博愛だ。我ながら恐縮だが、知性的から始まって自律心に至ることろまでは多少の自信はある。実によく当たっているとさえ言える。しかし、高尚、博愛に限っては、私の考え方はだいぶ世間とはずれていると思っている。むしろそういう単語に対して嫌悪感さえ持っている。自らそういう事を言う人を私はあまり信用していない。
私の短所は神経過敏、強情、頑固、反逆者、変わり者、孤独、冷酷、分裂的、皮肉屋だ。なんともぴったりだ。ところが私の最大の短所は、このような短所をまったく短所だと思っていないところにある。私は私として生まれた性格をすべて受け入れている。
蛇足になるが人を愛するという行為は相手の欠点をいかに愛せるかだと思う。それは自分のそれを含めてだ。短所があればあるほどその人は愛されるべき存在だ。だからこの表を見たからといって短所を意識することはない。トランプの実験でもわかるように、意識すればより拡大するし、意識しなければそれは愛される長所に変わってしまう。
さて、自分の波数がわかったところで、どの波数に対応するものを買えば良いか。それには2通りのやり方がある。1つは、この長所をもっと伸ばしたい時は同じ波数の物を買えば良い。世の中には育てられかたとか教育のされかたとかで、他の影響を強く受けて、いまだに自分の波数に同調できないでいる人も多いらしい。
私の妻は波数が3だが、短所のほうは良く出ているのだが、長所がいまいちだ。だから波数3のものを購入した。
ところで、隣の波数は性格が反対のケースが多いという。そう言えば、波数6の性格であるところの、温和とか、献身といったものは私の性格には少ない。私自身は波数7の性格は完成してしまったと思っているので、それにプラスする意味で私は波数6のを買う事にした。
届いた装置は横20センチ、縦15センチほどの桧で作られた額に、コンピュータグラフィックでできた模様が納められていた。
添付されていた説明書から使い方のいくつかを抜粋して紹介したい。
「●ご使用になる人に絵が向くように立てておくかあるいは水平に絵が上向きになるように置くと、副交感神経の方に主に働いて、呼吸や脈拍を整え抹消血管を開いて体をリラックスさせるとともに、胃や腸の消化機能等を促進します。反対にフレームの裏側が人の方向を向くように立てて置くかあるいは絵が下向きになるように水平に伏せて置くと、交感神経の方に主に働いて、呼吸器や心臓の働きを活発にさせ抹消血管を縮小して気持ちを引き締めるとともに、胃や腸の活動等を抑制します。
●特に頭の働きを良くしたいという場合、瞑想や精神統一のような境地には副交感神経に作用する置き方が良いですが、処理能力を高めたいという場合には絵の面を下向きにして頭の位置より高いところに水平に伏せておいて下さい。フレームが使う人の左側上部にあると記憶力が増し、右側上部にあるとヒラメキが増すという実験結果が得られています。
●疲れているのにガンバって仕事をしなければならないというような時、よく濃いコーヒーを飲んで目を覚ますということがありますが、この経路図が交感神経側に働きかける場合も同様のことで、コーヒーの場合には初めは効いても後はそれ程でもなく、かえって胃をこわすだけということになりがちなように、この経路図の場合にも体が真に疲れている場合には交感側の刺激にもうそれ以上作用しないことはあります。そのような場合にはさらにフレームをひっくり返して副交感側に作用するようにして下さい。すぐに短時間の熟睡が取れ、まだ眠いようでももう1度ひっくり返して交感側とすれば、すぐに仕事が出来るように復活します。
眠るまではしなくても、少し疲れてきたなと感じたら、副交感側として一息つくのは、短時間で復活できる良い方法です」
佐佐木さんのところから買って以来、私はこれを持ち歩くようになった。ワープロに向かうときはフレームを裏返し、つまり交感神経側として、脳に刺激を与える状態にしてある。一息つくと表側にする。夜は副交感神経側にしてあるので熟睡できる。第二号ではピラミッドに助けられたが、今はこれに助けられている。
ピラミッドでは個性的なものが得られないが、これは私用に作られたものでもあり、エネルギーを受ければ受けるほど、波数6の性質である温和、誠実、美的センスなどが身につくと思うとうれしい。
さて、瞑想や精神統一には副交感神経側が良いというので、私はフレームを表側にして、心を落ちつかせる。
いよいよ最後の実験に挑戦だ。私はこれで100%をどうしても出したい。私はリラックスして、買ったばかりのトランプを手にし、クローバーをイメージしながら切った。
一回目は45%だった。これは願望実現の洞窟と同じ値だ。しかしM神宮の50%よりは少ない。いかにM神宮が高かったかがこれで分かる。これは後で佐佐木さんから聞いた話であるが、神社も磁流のライン上にあることが多いということだ。そういう「場」の状態の良いところに立っているケースが多いという。
二回目は20回中17回クローバーが出た。85%である。願望実現の洞窟もM神宮も抜き、今までのすべての実験において最高値を示した。たった二回目でこれだけの高い数値が出た事にずいぶん勇気づけられた。さすがに磁流の基本経路図の威力はすごい。
三回目は90%で、また願望実現の洞窟に抜かれた。ハワイもなかなか手ごわい相手だ。
四回目は95%で水晶ネックレスの時と同じ値だ。最後のカードでハートを出してしまったあたり、やはり失敗にもひとつのパターンがある。もう一歩だ。
次も95%だった。もちろん三回続けて90%以上が出たのは初めてだ。
さて、最後の回も同様に19回連続してクローバーが出た。私はこの状態を経験するのはこれで6回目だ。もう100%が出てもよい頃だった。そう思った時、妙な自信がわき上がってしまった。私は次にクローバーを絶対に出せると思った。しかしそれは後に述べることになるが、「絶対」を信じてしまうことはかえって実現の可能性を落とすという落とし穴があったことに、この時の私は気づいていなかった。この気持ちもひとつの失敗のパターンであったのだ。
出たカードはやはりハートだった。
先日、若山さんが事務所に見えたおり、たった一回、それも三分間切っただけで指定のカードを出すと宣言した。彼の場合はマークだけではなく数字まで限定する。女子所員はハートのクィーンを指定した。若山さんは切ったトランプを机の上に置き、一メートルほど離れ、人差し指と中指だけを真っ直ぐトランプのほうに向け、念を入れるようなポーズをとった。聞けば目指すカードがどこにあるかをトランプが教えてくれるのだと言う。実はそのとき指が震えていたのだ。彼にとってはこの緊張感がたまらないと言う。そして出たカードは何と、ハートのクィーンそのものだった。
私は最後のチャンスにこの緊張感を持ち合わせていなかった。妙な自信が生まれることは危険な状態であることを私は忘れていた。
磁流の基本経路図は95%を3度も出し、平均値でもトップだったが、やはり100%を出すことはできなかった。しかし私はこれから展開されようとしている本当の願望実現に向けて、100%を実現しようとしていた。
対話編
波数と占い
−−−:なぜ波数というか。
佐佐木:周波数は時間に対するゆらぎの数のことだ。波数は空間に対するゆらぎの数だから波の数という意味で波数といっているだけだ。
−−−:ゆらぎ数(波数)が意識の種類であると言っているが、誕生日から計算して波数を出すことと、磁流の理論とどのような関係があるのかがまだよくわからない
佐佐木:スカラー波という一種の気の発生器の実験で周波数と身体の部位がわかった。つまりある周波数が身体のある部分によく効くということがわかった。それが感情や心理におよぼす影響も次第に判明してきた。
特に当初のスカラー波発生器はコイルを巻いたものなのだが、その形状をどのように固定すればよいかが問題だった。他の条件はいっしょなのだが,形状を少し変えるだけで、ある形状では気持ちがよかったり、また別の形状では腰の痛みがなくなったりすることが起きて、一貫して何にでも効くというのが見つからなかった。
しかしその実験から逆に、他を変えずに形状を変えるだけでも,周波数と同じように身体の部位を刺激できることがわかってきた。この形状を具体的にいうことは,特許やノウハウの問題にからんでくるのでできないが、これによって周りの磁流の渦はその形状パターンに応じたゆらぎ数をもつようになる。
−−−:ゆらぎ数? よくわからない。説明してほしい。
佐佐木:磁流の渦が一回転する間に流線が何回出たり入ったりするか,そのゆらぎ数のことである。何回ゆらした渦にするかはスカラー波発生素子の形状パターンで決定できるのだ。そして、そのゆらぎ数によっても,周波数とは独立に、身体の刺激部位を移動することができる。これは我々だけでなく、タキオン研究会の装置会員たちの実験データでも同じだった。そして、このゆらぎ数つまり波数の方が周波数刺激より的確に心理の誘導、ひいてはチャクラへの刺激ができることがわかったのだ。
ところで、誕生日から占うカバラの秘数術というものがある。
カバラとはヘブライ語で「伝承」を意味し、これはユダヤに伝わっている占星術のようなもので誕生日を単数変換して,足していくのがその方法である。
そして、その数値がどこのチャクラと対応しているかというのがある本に載っていたが,驚いたことに、それが我々の波数のデータとまったく同じだった。
理論的に言うと波数は,ある角運動量をもつ運動がゆらぎをもつとき、単なる円運動ではなく何回ゆらぎなから運動しているかを示す。角運動量が意識の状態を示すものであることは念力の研究からすでにわかっているから、波数が意識の種類を示していることはよく理解できる。
磁流の基本経路図の選び方
−−−:磁流の基本経路図を買う場合、どういう基準で選べばよいか?
佐佐木:選ぶとすればまず隣の数が良いかも知れない。また自分の波数と足して11になる数が一番影響を受けやすい。選び方の目安であるが,基本的には,現在悩んでいるものがあるとか、本来の力が発揮されていないとかいう立場からいくのか、さらに何か上達したいという立場からいくのかで違うが、もし悩んでいるというときには自分自身の波数でよい。自分を思い出すという状態になるので。新しく特性を見つけたいという時には隣の数か足して11になるのがよい。
−−−:私は波数7だが、この場合は何を選べばよいか。
佐佐木:1951年10月26日で7だとすれば6か8、または4がよい。7の人は独創性に走りすぎる、これだと思うと走ってしまうのでそういうときは6の平和、和を貴ぶの精神のものを持つのが良い。8も影響を与えるが26日生まれということで二番目に強い力8を持っているので,この6の方が良いかもしれない。もうひとつ7と対極にある波数4も考えられるが,7の人は直感も鋭いし、分析能力もあるが、自律心に欠ける場合がある。そういう場合には4という非常に勤勉なというか,落ち着いて合理的にすべてをやろうとする波数が良いかもしれない。
ところで、もしよろしければ、森田さんのご家族の誕生日を書き出して欲しい。家族は基本的には隣どうしの数や、足して11になる数の関係で結ばれていることが多い。
森田家
私 1951(7).10(1).26(8) 総合波数 7
妻 1954(1).12(3). 8(8) 3
娘 1986(6).11(2). 3(3) 11(2)
あと、クロス承認と名付けた関係もある。森田さんの総合波数7と奥さんの日にちの波数8は隣どうし、森田さんの日にちの波数8と奥さんの総合波数3は足して11というようにクロスの関係で結ばれている。また子どもと親の場合を見ると3の母から隣の数の2の子どもができている。日にちで見ると父も母も8で足して11になる3を選んで子どもはでてきている。父の7の影響がどこに及ぼされているか、1986年は6で1951年は7なので隣の数になっている。
−−−:妻は3だが浮き沈みが結構激しく、周囲に影響されて生きているようで3の特性が出ていないと思うのだが。
佐佐木:実は3の人は、本当は統一性を学ぶべくして生まれてきたのだが、ついつい逆のことをやってしまう。それが短所で出てきているのだ。3の特性を生かせないというのは支離滅裂になってしまうということである。これはもう一回3を確保してもらったほうがよい。だから波数3を選ぶと良い。
※[ふしけんアーカイヴス]内のコンテンツはその多くが1990年代に記述され、提供時のままの内容で保存・公開されています。現在においても内容が正確であるという保証はありません。
また当時は有効であったURLが、現在は存在しないサイトやページにリンクしているかもしれないことにご注意下さい。
戻る
©1996-2007 不思議研究所 Fushigi Kenkyujo All rights reserved.
当サイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します