運命と自由(その202)…無意識嬢の声31


10分ほど座ったのち、私は滝壺に潜ることにしました。
泳ぎはそれなりに自信があります。
ザブザブと滝に向かっていくと、どんどん深くなりました。
ゲー、もう背が立たない。
大きく息を吸って潜りました。
おお、カメラが見える。
しかもカメラはまだ滝壺そのものじゃない。
一気に潜っていきます。
でも意外にカメラまで距離がありました。
深さは3メートルほどあります。
カメラに手が触れました。
しかし・・
つかめない。
それだけではなくカメラを手の先で弾く形になり、その弾みでカメラは滝壺の中心に落ちていってしまいました。
その映像はカメラの側から撮れていました。
右にででいるのは私の指です。
 

メインコーナー
疑問文禁止 : 投稿者 もりけん : 2015/12/06 8:05:06 | コメント